お家の外観を決める重要な役割を担っている玄関ドア。
デザイン性の理由だけでなく、防犯対策や機能性が気になって、リフォームをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしマンションはリフォームできる範囲に限りがあることをご存じでしょうか。
今回はマンションの玄関ドアをリフォームする際の注意点についてまとめてみました。
マンションの玄関ドアをリフォームする前に知っておくべきこと
せっかく新居を構えるのであれば、玄関ドアも新しくして、帰ってきた瞬間も気持ちよく生活できるようにしたいですよね。
しかしマンションの玄関ドアはあくまでも、専有部分ではなく共用部分にあたるため、基本的には自由にリフォームすることはできません。
マンションの専有部分と共用部分って?
マンションは躯体(コンクリート)で区画されたエリアごとに、専有部分と共用部分に分かれています。
・専有部分…マンションの住戸部分のことで、購入した人の所有物になる。
(マンションの構造上の制限があるので、どこまでが専有部分かは、確認が必要です。)
・共用部分…専有部分以外のことです。
中でも、ベランダや玄関ドア、窓ガラス(サッシ含む)は厳密には『共有の専用部分』にあたり、住戸の所有者が主に使用することができますが、自由自在に工事などをしてよいエリアではありません。
まずはマンションの利用規約を確認しよう
マンションの玄関ドアは共用部分に当たりますが、マンションの利用規約によってはリフォームが可能な範囲が定められている場合もあります。
マンションの利用規約の写しは、マンションを購入した際にもらうことができます。
もし見当たらない場合は管理会社などにお問い合わせをすると、再発行してもらえるので、まずは内容を確認してきましょう。
また、今後リフォームする際に行う工事申請のことも含めて、管理会社に直接、電話などで相談しておくと安心です。
マンションの玄関ドアをリフォームする3つのメリットをご紹介
ここまで、マンションの玄関ドアをリフォームする際の確認事項についてご説明してきました。
きちんと規約を確認し、許可を得て初めてリフォームの内容を決めていくことが可能になります。
そこでここからは、玄関ドアをリフォームすることで得られるメリットについてもご紹介していきます。
メリット3つ
①機能性が向上して開閉が楽になる
②防犯対策を強化することができる
③断熱性がアップし、室内も快適になる
①機能性が向上して開閉が楽になる
玄関ドアをリフォームすると歪みなどが解消されるのはもちろんのこと、最新のものになるほど、ハンドルも持ちやすく機能性がアップしています。
お子さまや高齢者がいらっしゃるご家庭では、玄関ドアの開閉がしやすくなることは大きなメリットと言えるでしょう。
②防犯対策を強化することができる
一般的に玄関ドアの寿命は30年程度と言われていますが、古いドアであればあるほど、ピッキングなどの防犯対策は劣っていきます。
玄関ドアを新しくすることで、最新のピッキング対策を施すことができたり、キーレスのカギを使用できるようになるなど、防犯性を向上させることができます。
③断熱性がアップし、室内も快適になる
最新のドアはデザイン性だけでなく構造性もアップしているので、室内の空調効果をアップさせることができます。
「リビングは暖かいのに、玄関近くのトイレが寒くてツライ!」というようなことも、断熱ドアにリフォームすることで、寒暖差を和らげる効果があります。
※マンションによっては、選べるドアの種類・メーカーなどが限られていることもありますので、リフォーム許可と併せて確認することをオススメします。