マンションでカーペットをフローリングに!事前に注意すべき3点

今ではフローリング敷きが当たり前になっているマンションですが、築年数が20~30年以上経過しているマンションでは床がカーペット敷きになっている物件もあります。

食べこぼしなど、シミがとれないことが困ったポイントとなるカーペットは、中古マンションで以前の持ち主が使っていたとあれば、更に気になるところ。

早速リフォームを進めたいところですが、その前に。
今回はカーペットからフローリングへのリフォームをお考えの方へ、注意点を解説します。

【注意】マンションのカーペットをフローリングにする前に!

マンションのカーペットをリフォームする前に、注意すべきポイントは3つあります。

①マンション管理規約を必ず確認する
②カーペットの上から敷くのはNG
③床の高さには気を付ける

①マンション管理規約を必ず確認する

カーペットからフローリングにリフォームする場合、マンションごとに必ず守らなければならない管理規約があります。
管理規約に床材の防音性能について規定がある場合は、規定で定められた性能に従えば可能です。

マンションによっては、どんなに優れた遮音性能でもフローリングに張り替えることすら禁止しているところもありますので、必ず事前に確認を取ることが大切。

基本的にはフローリングへの張り替えがOKな物件でも、階下の所有者の承諾が必要な場合も…。

トラブルを防ぐためには、不動産会社の担当者に依頼し、マンション規約を確認してもらいましょう。

②カーペットの上から敷くのはNG

カーペットの部屋

「カーペットのシミや薄汚れが気になるけど、リフォーム費用を節約したいから、上から新品のフローリングマットを敷いてはどうだろう?」
とお考えの方。

カーペットの上に重ねて敷くことはおすすめできません。

毛足のあるカーペットを床材にすると、表面が凸凹なので、水平な仕上がりにならないからです。
こうなるとたわみ・シワの原因になり、波打ってスムーズに歩行できなくなる可能性もあります。

③床の高さには気を付ける

カーペットには防音効果があります。
フローリングはカーペットより防音効果が劣るため、防音対策を考え、リフォーム時に防音シートを重ねて施工する可能性も考えられます。

防音シートを重ねた場合、カーペットの床材よりも厚みが出てしまうことが想定されます。
ドアの開閉に支障が出たり、隣室との床の高さに段差が生まれてしまう可能性もあるので、注意して見ておくポイントとなります。

そもそも何故カーペットの床があるのか

カーペットはもともと「保温性」「防音性」「インテリア性」に優れているという点から、公団住宅を中心に昭和30年以降に広く採用されたもの。
洋室への人気が高まっていたこともあり、畳からカーペットの部屋が多くなりました。
しかし、掃除が大変・カビの発生やダニの温床になることを避けるためや埃やアレルギーの心配から
今ではフローリングが主流となっていきます。

フローリングへのリフォームがおすすめの理由

フローリングイメージ

カーペットの部屋も素敵ですが、中古物件の場合は衛生面や使いやすさの観点から、フローリングへのリフォームはおすすめ。
表面のデザインや色・材質によってさらに選択肢は広がります!
住宅環境に合わせてベストな床材をチョイスできるのも、フローリングのメリットです。

迷っているようであれば、是非ご検討ください。

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