リフォームの工事現場は「現場」である以前に、ほとんどがお客さまの住宅です。
そのため、一般的な現場の常識が通用しないことが多くあります。
リフォーム工事の際は違いを理解しておくことで、スムーズな進行になるだけでなく、お客さまの感動につながります。
本記事ではリフォームの「プロ」として、最低限おさえておきたいマナーをまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
リフォーム工事現場で最低限おさえるべきマナー
・あいさつ
・身だしなみ
・近隣住人への配慮
・現場の出入り
・会話(電話)、言葉遣い
・飲食、喫煙
・後片付け、清掃
あいさつ
一説によると、人の印象は最初の3秒で決まると言われています。
つまり、多くの人が初回のあいさつでその人が、どんな人なのか判断しています。
依頼を受けたお客さまはもちろん、近隣の方への挨拶も、元気に明るく行うことの大切さを改めて認識しておきましょう。
身だしなみ
一般的な工事現場であれば、多少汚れた服で作業をしていても、あまり気に留められないかもしれません。
しかし、リフォームの現場はお客さまの大切な「住宅」です。
汚れた服で出入りされていると知って、いい気持になるお客さまは少ないはずです。
現場に入る前には、客観的に今の服装がふさわしいかどうかを、確認する心がけが大切です。
近隣住人への配慮
特に中古マンションのリフォーム現場の場合、近隣の方々の理解があってこそ工事が成り立ちます。
特別な騒音・においなどが発生する際は、始めのあいさつとは別にお知らせすることも必要です。
また、共用部での私語はトラブルのもと。
特にお客さまのプライバシーに関わる会話はNGです。
現場の出入り
工事が長期に及ぶほど、現場がお客さまの「住宅」であることを忘れがちになります。
ノックもせずに玄関ドアを開けたり、土足で上がるのは避けましょう。
また、特に在宅の現場においては、事前にお伝えした開始時刻通りに現場にお伺いすることが安心につながります。
遅れるのはもちろんのこと、早すぎる到着も迷惑になる可能性が高いため、注意が必要です。
会話(電話)、言葉遣い
リフォーム工事の現場【NG会話の一例】
・お客さまの悪口
・近隣の方々(管理人含む)への悪口
・自社(取引先)や上司、同僚の悪口
・他現場の情報
・大声での会話、大きな笑い声 など
また、現場にいる最中の電話にはプライバシーに関わる会話が多く含まれることも。
当該現場、以外の電話の場合には、現場を離れた車内などからかけ直すようにしましょう。
飲食、喫煙
リフォームの現場では飲食、喫煙はNGです。
特に喫煙はにおいはもちろんのこと、汚れや火事の原因になり大きなトラブルのもとです。
1人の現場だったとしても、絶対に敷地外の所定の場所で喫煙するようにしましょう。
ただし飲食については、会社・現場によっては、汚さない程度の食事であればOKとしている場合もあります。
※お客さまの許可を得ていることが前提
また、夏場の水分補給については、その時の現場の状況に合わせて、適切に補っていきましょう。
後片付け、清掃
リフォーム工事の場合、お客さまが突然訪問される可能性も考えて、日ごろから整理整頓しておくことも大切です。
また、在宅の場合には乱雑な状態で工事を進めていると、お客さまに不信感を与えることになります。
「きれいな現場は仕上がりもキレイ」とよく言われています。
常に「見られている」という意識をもって、1日の終わりはもちろん、こまめに片づけを心がけましょう。
※当ブログ記事は、すべての建築現場のことではなく、住宅リフォームの現場に関わる内容になります。
また、ブログ記事の内容は当社取次先などの見解、及びインターネット上の記事検索を参考にさせていただいております。