近年、ベランダを第2のリビング(アウトドアリビング)としてウッドデッキを設置したり、おしゃれにリフォームする方が増えています。
「せっかく室内をきれいにリフォームするのに、ベランダが気になるな…」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、マンションのベランダをリフォームしたい時には、いくつか注意点があります。
そこで今回は、ベランダリフォームを検討している方向けに、確認するべきポイントをわかりやすく解説していきます。
そもそもマンションのベランダってリフォームできるの?
マンションのベランダはあくまでも、専有部分ではなく共用部分にあたるため、基本的には自由にリフォームすることはできません。
マンションの専有部分と共用部分って?
マンションは躯体(コンクリート)で区画されたエリアごとに、専有部分と共用部分に分かれています。
・専有部分…マンションの住戸部分のことで、購入した人の所有物になる。
(マンションの構造上の制限があるので、どこまでが専有部分かは、確認が必要です。)
・共用部分…専有部分以外のことです。
中でも、ベランダや玄関扉、窓ガラス(サッシ含む)は厳密には『共有の専用部分』にあたり、住戸の所有者が主に使用することができますが、自由自在に工事などをしてよいエリアではありません。
リフォームの際は、まずマンション利用規約の確認を
ベランダは共用部分に当たりますが、マンションの利用規約によってはリフォームが可能な範囲が定められている場合もあります。
マンションの利用規約の写しは、マンションを購入した際にもらうことができます。
もし見当たらない場合は管理会社などにお問い合わせをすると、再発行してもらえるので、まずは内容を確認してきましょう。
また、今後リフォームする際に行う工事申請のことも含めて、管理会社に直接、電話などで相談しておくと安心です。
アウトドアリビングリフォームのメリット3つをご紹介
ここまで、マンションのベランダをリフォームする際の注意点について解説してきました。
しっかりとマンションの規約を確認して初めて、ベランダリフォームの内容を決めていくことができます。
そこでここからは、近年人気を集めているアウトドアリビングのメリット3つをご紹介していきます。
メリット3つ
①空間を広げることができる
②照り返しを防いで暑さを和らげてくれる
③室内からのトータルコーディネートができる
①空間を広げることができる
ベランダにウッドデッキなどを敷いて、リビングとの境界線を少なくことで、空間を広げることができます。
また、リビングとの段差が減ることで、お洗濯を干す際などの使い勝手も良くなります。
②照り返しを防いで暑さを和らげてくれる
日あたりのよいお部屋は明るく快適ですが、真夏の暑さは悩みの種になることも。
そんな時もウッドデッキであれば、コンクリートのきつい照り返しを防いでくれるので、室内を快適にすることが可能になります。
③室内からのトータルコーディネートができる
住みかえリフォームなどで室内の雰囲気を変えるのであれば、ベランダも一緒にトータルコーディネートしてしまうのもオススメです。
来客の際、一目置かれるお部屋になることはもちろんのこと、読書をしたりお茶を楽しんだりと、お家時間を充実させるための一役を担ってくれるでしょう。
※高層階の場合には強風に煽られて危険が伴う可能性などもあり、ウッドデッキなどの設置を禁止ているマンションもあるので、注意が必要です。